社長運転手としての仕事とこの1年を振り返る(役員運転手との違い)

2018年の3月に今の会社に転職して早や、11ヶ月。

参考:57歳にして転職成功しました!50代の仕事探しのコツとは?

それまでの銀行系の請負契約企業での役員運転手としての業務から休みなく引き継いで1年近くが経過したわけです。

当初は役員運転手としての7年間の経験から、今の仕事である社長の専属運転手の業務もそんなに気を使い過ぎることなく出来るだろう、と余裕を持っていた部分もありました。

その余裕ぶりがいつしか危機感に変わるのにそう時間はかかりませんでしたね。

そう、今までのような気構え、気の持ち方でいたら間違いなく「失格」という烙印を押されかねない現実が待っていたのに気付いたのです。

まあ、私が少々、大袈裟に考えすぎている嫌いもあるかも分かりませんが、しかし、今までの役員運転手としての気分の延長でいたら道を外してしまう可能性は大いにあり得たのです。

そこで今回は役員運転手と社長運転手の業務内容の違いについて書いていってみたいと思います。

役員運転手の業務について

役員運転手の業務は基本的に「サラリーマン」が相手です。

いくら役職が「専務」とか「常務」といったものを持っている人でも所詮、その企業に雇われているサラリーマンです。

だからといって役員の方々の機嫌を損ねるような仕事をしていいわけではありません。当然、役員運転手として最高のサービスとおもてなしを行わない事にはその職務に留まる事は出来ません。

それらを当たり前のように行える事を前提として(道を間違える、挨拶が出来ない、のレベルだったら最初から失格ですけどね)申し上げますと、基本的に役員の方々をお乗せして業務を行う事は比較的、楽です。

それは役員の方々トップ級のビジネスマンだからです。役員クラスにでもなれば人間的には申し分ありません。礼儀作法、人間としてのマナーや常識などどれをとっても最高のものを身に付けておられます。

だからこちらのレベルがそれ相応に備わっていれば役員の方々のお相手をするのはさほど難しくないのです。

とは言っても例外もありますよ。業界によってはそんな優しい方々ばかりではなく、もっと怖い面々が揃っているところもありますからね。

しかしながら嘘でも「役員」と名がつけば社会的名声のある立場の人ばかりです。

運転手に無理難題をふっかける方など、今の時代ではほとんどいないでしょう。

時代は「ブラック」な企業を淘汰する時代です。もし役員が何らかの形でパワハラ・ブラックやりたい放題だったとしたら、その噂はすぐに会社の総務に情報が入り人事を含めた処分が下されるのです。

企業において運転手のついた車に乗れる身分になるのも難関ですが、乗り続けるようになるには日頃から会社の名を汚さない振る舞いができる人間でないとすぐに「交代」という憂き目を喰らうのですよね。

だから役員運転手をやっていた時はこちらも楽でした。ストレスを覚えるような出来事はほとんどなかった、と言ってもいいでしょう。

社長運転手の業務について

さて、今度は今の仕事。社長運転手の業務についてです。

社長運転手の業務といってもやってる中身は役員運転手時代とさほど変わらないはず。

なのに「何を目くじら立てて大袈裟に言ってるの?」と訝しむ人もいる事でしょう。

私も確かにその一人だったと思います。

「社長運転手がなんぼのもんや。これまでの経験生かしたら目をつぶってでもできるやろ」といった思いは確かに持っていました。

では何がそんなに違っていたのか。

それは社長が他の企業の役員のように物わかりのいい紳士(ビジネスマン)では全くない!という事です。

このたった一つの違いが水と油ほどの違いとなって今の私に襲い掛かってきたのです。

では具体的にどういう事か、と言いますと根本的に「言いなり」状態だという事です。

ある時、こう行った方が近道だし渋滞回避にもなるので私の勝手な判断で走る道を決めた時がありました。

こういった行為、役員運転手の時は結構、頻繁にやっていました。それを咎められるような経験もありませんでしたから。

ところが社長というのはそういった人種ではない、という事を嫌と言うほど味わったのです。

いつもと走る道が変わると人が変わったように怒りだします。

その怒り方、とても一企業の社長のように見えません。

そこには品もありませんしビジネスマンとしての姿もありません。ただの雷親父なのです。そう、昭和の頃のブラック会社の人間そのものなのです。

まあ、とにかく万事、このような感じです。自分の気に入らない行動は一切、認めてくれません。とにかく社長の機嫌を悪くするような行いは全て「ご法度」なのです。

で、再近になってようやくゆとりが持てて来た理由、お分かり頂けたでしょうか?この約11ヶ月の運行によってようやく社長の機嫌が分かってきたのです。

要するに相手の「ニーズ」がやっとつかめたのです。それに10か月以上かかったのです。

さいごに~社長運転手と役員運転手は気の持ちようを変えましょう

今回は役員運転手の時と今との違いを長々と書いて参りました。

ではもう一度、その概要を触れてみます。

  • 役員運転手の業務とは…お相手は物わかりのいいビジネスマン。こちらのレベルがしっかりしていればほぼ楽に仕事をこなせます。
  • 社長運転手の業務とは…社長の機嫌を伺う事に徹底しなければいけない業務です。勿論、それには道を知っていて一通り以上の役員運転手レベルの持ち主である事が求められます。

という事です。

私は60歳を迎えるに当たって、給与面の不満から今のところに転職しました。ここならば70歳になるまで給与に対して不満を言う必要もなく働けるでしょう。

そのためには社長から気に入ってもらわなければならないのです。社長から「バツ」と言われたらそれまで。また仕事を探さなければならなくなってしまいます。さすがに60歳代になって履歴書を携えて転職活動するのはキツイですからね。

とにかくこの1年、役員運転手の時とは違ったキツサを経験してきました。これからはこの1年の経験をベースにしてより説得力のある仕事をしたいと思っています。

とは言っても一筋縄ではいかない相手。今後も気合は入れていかなければならないでしょう。

※役員運転手のお仕事については
⇒役員運転手の生活 ~役員運転手になるためには~

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